おるすばん、
じょうずにできるかな
ひとりの時間を、安心に ・ 2026年9月
こまより
おでかけの気配がすると、わたし、玄関でそわそわしちゃう。「行かないで」じゃなくてね、「はやく帰ってきて」の気持ち。安心して待てるおうちなら、ちゃんとお利口にできるよ。その"安心"のつくりかたを、いっしょに考えてね。
どれくらいなら、待てるの?
待てる長さには個体差がありますが、健康な成犬で連続6〜8時間が、ひとつの目安と言われます。
子犬やシニア、トイレの近い子は、これよりずっと短く考えてあげてください。膀胱・空腹・退屈・不安——"待てない理由"が重なるほど、負担は大きくなります。留守番の「回数」より、ひと続きの「長さ」に気を配るのがコツです。
長い「ひとり」が、こまに残すもの
犬は、仲間のそばにいることで安心する動物です。長すぎる孤立は不安の芯になり、度を越すと「分離不安」と呼ばれる状態につながります。SOSの出し方はさまざまで、留守中に鳴き続けたり、家具や壁をかじったり、同じ場所を舐め続けて自分を傷つけてしまうことも。
負担は、体にもあらわれます。きれい好きな子ほど、決まった場所以外ではトイレをがまんしがち。でも、おしっこを長くためこむと、膀胱炎や尿路結石のリスクが上がります。健気にがまんする姿は"いい子"に見えて、じつは体への負担になっているのです。
出かける前に、してあげたい5つ
- 室温を、一定に。フレブルは暑さに弱いので、エアコンで快適な温度をキープ。
- 事故のもとを、片づける。薬・小物・電気コード・ゴミ箱など、誤飲やいたずらの元は手の届かない所へ。
- 「退屈」を減らす。フードを詰める知育おもちゃなど、頭を使える遊びを用意しておく。
- 見守れるように。スマホで様子を確認できるカメラがあると、こちらも安心。
- 長い日は、途中の手を。シッターや家族に、途中のトイレ・休憩をお願いする。
帰ったら、まず「安心」を返す
- ひと呼吸、落ち着かせてから。玄関での大興奮はいったんクールダウン。静かになってから、しっかり褒めてなでる。「待てば必ず帰ってくる」を、体で覚えてもらう。
- 散歩で、気持ちをほどく。たまったエネルギーと寂しさを、少し長めのおさんぽで発散。外のにおいは、いい気分転換に。
- 体と痕跡を、そっと確認。トイレの状態、水やごはんの減り、かじり跡や吐き跡、触って痛がる所がないか。留守中の小さな異変に気づけます。
こんなサインは、気をつけて
- 留守のたびに鳴き続ける・家具を壊す・自分を舐め壊す。
- おしっこの色や回数がおかしい、排尿を痛がる。
- 下痢・嘔吐・食欲不振が続く。
まとめ
お留守番は、成犬で6〜8時間を目安に。長くなるほど、心にも体にも負担が積もります。
大切なのは、留守中の環境を整えることと、帰ってから「安心」をきちんと返すこと。この繰り返しが、次の留守番を"待てる自信"に変えていきます。こまの体と心を第一に、無理のない計画を。
だいじなおやくそく。この記事は一般的な情報で、診断や治療ではありません。留守中の吠え・破壊・自分を舐め壊すなどが続くとき、または排尿の異常・下痢・嘔吐が続くときは、動物病院で相談してね。