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こまと、まなぶ

動きたい、を
満たしてあげる

体だけじゃなく、心にも ・ 2026年9月

ボールを見ると、スイッチが入る。
ボールを見ると、スイッチが入る。
こまより わたし、おうちでゴロゴロするのが大好き。でもね、ずーっと寝てばかりだと、体も気持ちもどんよりしちゃうんだ。犬って、もともと動いて、いろんなにおいをかいで、頭を使う生きもの。ただ、フレブルのわたしは、はりきりすぎると息が苦しくなるのがむずかしいところ。だから合言葉は「ちょうどよく」だよ。

「動きたい」は、こまの本能

犬の祖先は、広い野山を歩き、においを追い、獲物を探して暮らしていました。狩りをしなくてよくなった今も、その「動いて、感じて、考えたい」という本能は、体の奥に残っています。

運動は、体を保つだけでなく、心の健康と脳への刺激でもあるのです。足りないままだと、体にも心にもサインがあらわれます。

運動不足の、5つのサイン

① すぐに、息が切れる 運動不足から太ると、体まわりの脂肪が呼吸をしづらくさせ、重い体を動かすだけで息が上がります。肥満はさまざまな不調の入り口で、一度太ると戻すのは大変。(→ 体重管理の記事もどうぞ)
② 座り方・歩き方が、へん 筋肉が落ちると、その分の負担が関節や骨にかかり、動きにぎこちなさや痛みが出ることがあります。若いうちは平気でも、積み重なると、シニア期の足腰に響きます。
③ 同じ場所を、舐め続ける 運動は、ストレス発散の役割も担っています。発散できないモヤモヤを鎮めようと、前足など同じ場所を舐め続けることが。放っておくと毛が薄くなり、皮膚が荒れてしまいます。
④ 吠える・壊す・怒りっぽい はけ口が外に向かうと、無駄吠え・破壊・攻撃的な態度としてあらわれます。エネルギーと退屈のやり場がないサイン。叱るより、発散の機会を用意してあげて。
⑤ 意味なく、うろうろする 刺激のない毎日は退屈のもと。同じところを行ったり来たりくり返すなど、目的のない行動が増えることがあります。脳が働かないままだと、無気力や、老化・認知機能の低下にもつながります。
よるの おさんぽも、だいすき。
よるの おさんぽも、だいすき。

運動不足の、解消法

① 散歩

いちばんの基本。歩くこと自体はもちろん、日の光で体内リズムが整い、外のにおいや音が脳をいきいきさせます。同じ室内だけでは、どうしても刺激が足りません。1日の目安は、体の大きさでこのくらい。

小型犬1回30分ほどを、1〜2回
中型犬1回30〜45分ほどを、1〜2回
大型犬1回1時間ほどを、2回

※あくまで目安。犬種・年齢・体調で変わるので、こまの様子を見ながら足したり引いたりを。

② 室内でできる遊び

雨の日や、暑くて外に出られない日は、おうちの中で。

③ ドッグラン・ドッグスポーツ

もともと牧畜犬や猟犬だった、活動的な犬種は運動量が多め。広いドッグランで思いきり走ったり、アジリティーやディスクに挑戦するのも、いい発散になります。

フレブルさんは、とくに「ちょうどよく」

こまのような短頭種は、鼻がみじかく、体の熱をうまく逃がせません。暑い日・激しい運動・はりきりすぎは、呼吸困難や熱中症のもと。「ハアハア」が激しい、舌が赤い・紫っぽいときは、すぐ休憩を。散歩はすずしい時間に、ほどほどにがいちばんです。(→ 夏の暑さ・熱中症の記事もどうぞ)

まとめ

元気で長生きしてもらうには、体を動かすことと、心をくすぐる刺激の両方が必要です。そして散歩や遊びは、飼い主さんとこまの絆を育てる時間でもあります。

いっしょに歩いて、遊んで。その積み重ねが、いちばんの健康法。ただしフレブルは、「もっと!」より「ちょうどよく」を、どうか忘れずに。

だいじなおやくそく。この記事は一般的な情報で、診断や治療ではありません。息切れ・歩き方の異常・過剰な舐めなどが気になるとき、また運動量に迷うときは、動物病院で相談してね。
参考(獣医・専門情報): AKC — How Much Exercise Does a Dog Need? / AKC — Why Do Dogs Lick Their Paws?