いぬは、むかしより
長生きになった。
長生きの理由と、フレブルのこと ・ 2026年9月
数字で見ると
(ペットフード協会の調査)
のびた年数
ここ十数年で、犬の平均寿命はおよそ1年のびました。人の暮らしでいえば、家族との思い出が まるごと1年ぶん ふえた、ということです。
ただし、フレンチブルドッグは短頭種(鼻の短い犬種)で、暑さや呼吸のトラブルをかかえやすく、平均寿命は11歳前後というデータがあります(アニコム「家庭どうぶつ白書2023」)。
それでも、10歳をこえて元気にすごすフレブルは どんどん増えていて、10歳からは親しみをこめて「フェアリー期」と呼ばれることも。平均は、あくまで目安です。
長生きになった、5つの理由
1ごはんが、かしこくなった
いまのドッグフードは、栄養のバランスが研究され、子犬・成犬・シニアといった年齢や、体の大きさ、体質に合わせて選べるようになりました。病気のケアを目的にした療法食も、動物病院ですすめてもらえます。「なんとなく」ではなく、その子に合ったごはんを毎日食べられることが、体の土台をつくっています。
こまより:スイカと梨と納豆が だいすき。でも、ごほうびは ひとかけらで じゅうぶんだよ。→ 体重管理と毎日のごはん
2病院で、わかることが増えた
血液検査やレントゲン・エコーなどの検査が身近になり、病気を早い段階で見つけやすくなりました。手術や治療の選択肢も広がって、むかしは助けるのが難しかった病気でも、治療できるケースが増えています。
こまより:手術の日、おうちは しーんとしてたんだって。ちゃんと帰ってこられたのは、獣医さんのおかげ。
3おうちの中で、家族といっしょ
むかしは外の犬小屋が当たり前でしたが、いまは室内で家族として暮らす犬がほとんどです。暑さ寒さ、交通事故、外からの感染症から守りやすくなったうえ、いつも目が届くので「なんだか元気がない」にも気づきやすくなりました。
こまより:暑いのは、とってもにがて。すずしいおうちは、わたしの命綱。→ 夏の暑さ・熱中症対策
4「かからない」ための習慣
ワクチン、フィラリア予防、ノミ・ダニ予防が広まり、感染症や寄生虫で命を落とす犬は大きく減りました。病気になってから治すのではなく、先回りして防ぐ。この考え方が当たり前になったことが、長生きを支えています。
こまより:土手のおさんぽは だいすき。でも草むらのダニには、気をつけてね。
5家族が、よく見てくれるようになった
犬の健康についての情報を、ネットや本で手軽に調べられるようになり、飼い主の意識もぐっと高まりました。ごはんの量、運動、定期的な健康診断——そして、ちいさな変化に気づいたら、早めに病院へ。この積み重ねが、早期発見・早期治療につながっています。
こまより:わたしは いつも家族を見てる。家族も、わたしを ずっと見てくれてる。
フレブルは、ここを もうひと工夫
- 暑さは、いちばんの敵。夏の散歩は早朝か夜に。室内も、人が快適と感じる温度より少し涼しめに。
- 体重は、呼吸と関節にひびく。太ると気道がせまくなり、呼吸がさらに苦しくなります。月に1回は体重をはかる習慣を。
- いびきや呼吸の音を、覚えておく。「いつもの音」を知っていると、変化にすぐ気づけます。
- 顔のシワと皮膚を、やさしくチェック。シワの奥の汚れや赤みは、皮膚トラブルの入り口。→ 顔の「シワ」と「鼻」のケア
- 健康診断は、年に1回から。シニア期に入ったら半年に1回を目安にすすめる動物病院も多いです。かかりつけの先生と相談を。
こんなときは、早めに病院へ
- 息が苦しそう、呼吸の音やいびきが急に大きくなった。
- ごはんを食べない、水を飲む量やおしっこの量がいつもとちがう。
- 元気がない、散歩を嫌がる、同じ場所を気にして舐めつづける。
まとめ
犬が長生きになったのは、ごはん・医療・住まい・予防・家族のまなざし——そのぜんぶが少しずつ よくなってきたから。特別なことより、毎日の小さな習慣が、いちばんの長生きのひみつです。
フレブルは平均寿命が短めといわれる犬種。だからこそ、暑さ・体重・呼吸に気をくばって、1日でも長く、となりで。